関連情報

アーティスト・イン・レジデンスプログラム”Liminal Space-リミナル・スペース”と、本サイトにおいて、多層的な視点を与えた人や作品、ページを紹介します。


ブレア・イマニ「なぜ女性史月間があるの?」

テレサ・フェルドマンは、パンデミックで世界が混乱し、自身も不安に巻き込まれる傍ら、イマニのインスタグラムやYouTubeで発信される短い動画に学び、ソーシャルメディアで共有されるさまざまな「声」に耳を傾けた。 イマニのチャンネルでは、現代社会において重要なトピックを幅広く、軽快に取り上げている。

ブレア・イマニ

アメリカ・ロサンゼルス在住。インターセクショナリティ(交差性)やジェンダー学、人種・人種主義、社会学、アメリカ史に関心を寄せ、作家、エデュケーター、歴史家、インフルエンサーとして領域を横断する活動を行う。女性や黒人のグローバルなコミュニティ、LGBTQコミュニティを軸に、あらゆる声を増幅させ、困難に立ち向かう人々に寄り添っている。InstagramやYouTubeで情報発信するほか、オックスフォード、スタンフォード、ハーバード、デューク大学などでも発表を行う。

これまでの著書に『Making Our Way Home, and Modern HERstory』のほか、近著である『Read This To Get Smarter: about Race, Class, Gender, Disability & More』(Ten Speed Press、2021)はLA Timesに「ベスト・セリング・オーサー」として紹介された。イマニの世界観にThe New York Timesは「生き生きとしたビジュアルを備えた革新的なレッスンは、意気揚々と独特なスタイルを持っている」と称した。ムスリム文化をアメリカや世界に向けて発信するMuslims For Progressive Values評議委員。

ウェブサイトInstagram


寺田健人

本プロジェクトでクラウドソーシングを通しリライトを依頼した時、「家族像」に関する質問を含めたのは、社会の要請と個々の間にある揺らぎを探るものだった。寺田はプログラムには参加アーティストとして関与していないが、寺田自身が登場する写真作品が内在さえる語りは、観る者に自由な「家族像」の余白を与えている。寺田はグループ展「人間臭さを勝ち取る為の実践」(2021年4月〜5月、Alt_Medium、東京)への参加に際して、関連トーク「これからの家族のあり方について~家族法の観点から~」にもリサーチャーの松田和樹と同展参加アーティストのパク・サンヒョンと出演している。

「ケーキ、妻、娘」、2020、アーカイバルピグメントプリント、508×610mm、©寺田健人
「公園、娘」、2021、アーカイバルピグメントプリント、508×610mm、©寺田健人

寺田健人

1991年沖縄県生まれ。2017年沖縄県立芸術大学芸術学専攻卒業後、2019年東京藝術大学大学院美術研究科先端芸術表現専攻修了。2021年現在、横浜国立大学大学院都市イノベーション学府後期博士課程在籍。
社会が作り出した「性」や「生まれ」に関する諸規範によって人々の行動・思考が決定されていく生政治(バイオポリティクス)に関心を持ち、ラディカル・フェミニズムが生み出した「個人的なことは政治的なこと」の実践として、主にパフォーマンスと写真を軸にして制作を行なっている。


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