修復による繁栄の構築
文: インテ・グローリチ、アニア・モーレンダ・5ページ
手書き文字: mondschein (東京・システムエンジニア)
本レポートはクラウドソーシングサービスを利用し手書で文字起こししました。担当のmondschein氏による個人的感想が本文とは別に赤字で記されています。
執筆した人: インテ・グローリチ
インスティテュート・オブ・ネットワーク・カルチャー研究員。これまで政治や芸術文化創造、デジタルテクノロジー・エコノミーにおけるカウンターカルチャーなど活動の範囲は多岐に渡る。2016年以降、ブロックチェーンがもたらす影響や文化についての研究に着手し、2020年にはユトレヒト大学の博士課程でより専門的に学んでいる。
執筆した人: アニア・モーレンダ
ロッテルダムを拠点に、キュレーター・ライター・研究員として活動。出版に関するプラットフォーム、アマチュア・シティーズの共同創設者およびリサーチ・ディレクターを務める。これまで空間の実践における社会文化的領域について論じ、さまざまな規律をもたらす議論の新たな体系の発展に関心を寄せる。2017年より、デジタル・アーカイブにおける技術的、文化的側面の研究に携わる。
手書きした人: mondschein (東京・システムエンジニア 🇯🇵)
あなたについて教えてください
mondschein、東京都のシステムエンジニアです。
このプロジェクトで得た報酬はどのように使いますか?
よりよい明日を生きるための生活費に充てます
今、取り組んでいただいた文章についてどのような感想を持ちましたか?何か「得た」(またはその逆)ものはありますか?
自身が過去に研究し、今も興味を持つ「スペキュラティブ・デザイン」に通ずる実践を新たに知ることができ、自らの中にある「解決すべき問題」が1つ増えました。
新型コロナウイルス感染症のパンデミックによって、お仕事が生活の中で何か変化はありましたか?
完全リモートワークとなり、その影響か心の病を患いました。
パンデミックがきっかけとなって、新しい発見や出会いはありましたか?回答が「はい」の場合、それは何ですか?
新しい発見や出会いはほとんどなく、過去の思い出に浸る日々を繰り返しています。(それまでは全く夢に出てこなかった昔々の知り合いたちが、よく夢に出てくるようになりました)
身近なコミュニティや広く社会において、自分の意思に反して「押し付けられている(そして従いたくない)」と感じたルールはありますか?回答が「はい」の場合、それは何ですか?いつ頃ですか?
以前在籍していた会社で、入社直後に理不尽な(やる意味がわからない、得られるものより失うものの方が大きい)研修がいくつかありました。新入社員という立場上、言いなりになって参加するしかありませんでした。
このレジデンスプログラムでは日本とオランダの「家父長制度」についても考えました。あなたの身近なコミュニティや社会では、「家父長制度」がどのように捉えられていますか?
家父長制度は(少なくとも私の周りでは)解体されてきていると感じます。「父親の言うことが絶対」という家はあまり耳にしません。
上記と同じく「フェミニズム」については、どのように捉えられていますか?
男性を嫌悪するミサンドリストや、フェミニズムを馬鹿にするアンチフェミニストなど、様々な人がいます。真剣にフェミニストとして活動している人は周りにはおらず「フェミニスト」という言葉はしばしば侮蔑的な意味で使われています。
「家(ホーム)」とは、あなたにとってどんな意味を持っていますか?血縁関係がない誰かを、それでも「家族」と呼べると思いますか?
「精神的に穏やかでいられる場所」です。(=家(ホーム)) 一方で、血縁関係のない人を「家族」と呼ぶことは、私の中であまり一般的ではありません。ただ、「家」には「家族」以外が帰ってきても良いと考えます。(家族ではないけれど、共に穏やかでありたい人を、家に迎えて良いと思っています)
どんな場合や場所でも構いません。「ケア(気遣うこと、手を差し伸べること)」と聞いて、何を思い浮かべますか?何か共有したい経験があればお聞かせください。
自身が心を病んだ時、周りからケア(状態に対して意識の矛先を向けること)が足りなかったのが原因の一つだったと感じています。 それは、ケアが出来なかった側の問題というより、ケアする余裕のなかった業務環境に問題があったなと今は思っています。